ながの金融広報だより 第171号 2024.11
当委員会が主催するくらしに役立つ講演会を、下記の要領により開催します。
皆さんのご参加をお待ちしています。
なお、参加は無料ですが、参加証が必要ですので、必ず事前にお申込みください。
○日 時 | 2024年11月28日(木) 18:30 ~20:00 |
○会 場 | ホテルメトロポリタン長野 (長野市南石堂町1346) |
○講 師 | 河合 敦 さん (多摩大学客員教授、歴史作家) |
○演 題 | 偉人に学ぶ ~豊かな人生を送るために必要なこと~ |
○定 員 | 100名(先着順。定員に達し次第締め切ります) |
○応募方法 | ホームページからお申し込みください。 返信メールにて参加証をお送りします。 (info@nagano-money.com からのメールを受信できるよう設定をお願いします。参加証が届かない場合は、事務局までご連絡ください。) |
青山学院大学文学部史学科卒業。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学。都立高校の教員を経て現在、多摩大学客員教授。早稲田大学非常勤講師。
著書に『早わかり日本史』(日本実業出版社)、『武将、城を建てる』(ポプラ新書)等。
「歴史探偵」(NHK)、『日本史の新常識』(BS フジ)などテレビ出演も多数。「大富豪同心」など、NHK 時代劇の時代考証も多く手がける。
なお、ホームページから申し込みができない場合は、①郵便番号、②住所、③氏名(ふりがな)、④電話番号(平日の昼間に連絡可能な先)を明記のうえ、はがきまたはFAXにより、【事務局】までお送りください。はがきにて参加証をお送りします。
※ お送りいただいた個人情報は、当講演会関係事務以外に使用することはありません。
【事務局】
〒380-0936 長野市岡田178-8 日本銀行長野事務所内
長野県金融広報委員会「講演会H」係
FAX:026-223-0128 TEL:026-227-1296
長野県金融広報委員会では、9月19日(木)に松本市のホテルモンターニュ松本において、女優の荒木由美子さんをお迎えし、『介護のミ・カ・タ ~知っておきたい心づもりとお金の準備~』と題して、「くらしに役立つ講演会」を開催しました。
ご自身が経験した介護から学んだことを、明るく力強い言葉で話され、時には感極まってしまう場面もあり、参加者一同、聴き入っていました。
参加者からは、「こんなに感動した講演は初めてです。また来てほしいです」、「ご自身の大変な経験を明るく話してくださって、とても感銘を受けました」、「少しずつ、蓄えや準備もしなければと思いました」 等の声が多く寄せられ、大変盛況な講演会となりました。
長野県金融広報委員会では、これまで地域・グループ・学校PTA などで開催される学習会・研修会等に「金融広報アドバイザー」を講師として派遣しておりましたが、この制度は2024年9月末をもって終了しました。
今後は、金融経済教育推進機構(J-FLEC)が行っております講師派遣(出張授業)をご利用ください。
詳細につきましては、J-FLEC ホームページ(https://www.j-flec.go.jp/)「講師派遣(出張授業)」をご覧ください。
金融経済教育推進機構(J-FLEC)は、「金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律」に基づき、2024 年4 月に設立された認可法人です。
設立にあたっては、金融広報中央委員会(事務局:日本銀行)、全国銀行協会、日本証券業協会が発起人となり、幅広い年齢層に向け、かつ、国民各々のニーズに応えた金融経済教育の機会を、官民一体で全国に拡充していくことを目的としています。
秋も深まりつつある昨今、県内各地では、食に関するもの、スポーツに関するもの、芸術に関するもの、自然に関するものなど、秋ならではのイベントが多数開催されています。こうしたなか、当地ならでは自然風土(水、木、石、塩など)をアートとして可視化しつつダイナミックに体感できる、大規模な国際芸術祭(信濃大町一帯)にお邪魔する機会がありました。
長野市から車で1時間余り、北アルプスに接する地域全体に点在する会場では、世界中から集まったアーティストたちにより、さまざまなアート作品やパフォーマンスが展開されていました。具体的には、旧街道沿いの商店街の中の旧家(土蔵)や小路あるいは学校などに展開された作品であったり、古くからの歴史を有する神社の森や自然公園を活用した作品であったり、あるいは地域の民話に触発された作品あるいはパフォーマンスであったりとさまざまですが、いずれもその地域の自然の風土を「みえる化」してそれらと一体となっているアートであることが最大の特徴です。
当日は日程の都合もあり、鑑賞できた作品は限られましたが、例えば、アート作品の一つは、温泉郷近くの自然公園の中にあって、詩片(詩が記載されたプレート)が掲げられている木々の中を鑑賞者が散策していくというものであり、小川のせせらぎを聴いて森の小径を歩きつつ目に飛び込んできた詩片を頭のなかで反芻していると、しばし時間を忘れ、作家とともにその場の自然に溶け込んだかのようでした。また、別のアート作品は、地元で古くから信仰されている神社の森の中にあって、巨木に水墨画を思わせるような二つの長大な絵(布)が掲げられたものでしたが、絵は風にたなびき見る角度によって構図も千変万化して、あたかも自分が水墨画の風景のなかに入り込んだかのようでした。いずれの作品も、その場の自然の風土がアート作品となって、新たに眼前で展開されていたことが大変印象的でした。
このような国際芸術祭の取り組みは、当地では、コロナ禍を挟みつつ、地域のボランティアにも支えられて地道に続けられており、最近では海外からのインバウンド客からも注目を集めて、当地ならでは魅力の再認識につながっているようです。地域の魅力を新たな目線で見つめ直し(あるいは磨き直して)、国内外に発信していくことは今後の地域経済の発展にとって大きなポイントの一つと思われます。本コラムでも、金融教育・広報関係の話題に加えて、当地の魅力づくりや魅力の(再)発見にお役に立てるような情報発信に努めてまいります。
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